刺されたのは有名ブロガーHagexこと岡本顕一郎氏(41)。
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岡本氏を殺害したとして自ら出頭した松本容疑者は、福岡市内に住む無職の42歳。
犯人とは何の接点もありませんが、馴染みのある、身近な人達に近い場所で起こった事件に驚愕しました。
思えば最近、行きずりや無差別殺人、昨日(6月26日)には冨山で交番の警官が襲われ、奪われた拳銃で一人が殺されるといった凶悪事件も起きています。
昨年の九州北部豪雨や先週の大阪北部地震などの自然災害だけでなく、このような事件や事故に何時巻き込まれるかもしれません。企業では、東日本大震災の後自然災害に備えたBCPを策定している企業が増えて来ましたが、このような自然災害以外の予期せぬ自称に対してどう対応するか準備している企業はほとんどありません。
福岡の事件では岡本氏の勤務先の社長がマスコミ対応していました。富山の事件では現場となった小学校の校長が会見を行いました。このように、被害者になった場合にもマスコミの対応が必要になるケースがあります。小学校の場合はマスコミ対応以前に、事件発生時の対応(犯人に対する対応、生徒の安全確保、各方面への連絡と救援要請など)も必要でした。
このような不測の事態に対しての対応を、事前に準備しておくことは必要です。
コンティンジェンシープラン(CP)の策定を
コンティンジェンシープラン(Contingency Plan)とは、その策定対象が潜在的に抱える脅威が万一発生した場合に、その緊急事態を克服するための理想的な手続き、手順を決めたものです。今回の富山の小学校の例で言えば、不審者が学校敷地内に侵入した場合はどう対応するかということが事前に決められ、徹底されていたのだと思います。
企業のケースでは、社長が出張先で事故に遭ったとか、海外でテロに巻き込まれた、あるいは従業員が拘束された、工場から出火したなど、業種や業態で様々なリスクやトラブルが想定できます。それらを事前に拾い出し、万が一発生した際の対応について、手順や取り決めを文書化しておくのです。
特にオーナー企業やTOPに権限が集中している企業では、コンティンジェンシープランの策定を急がれる事をオススメします。