2015年7月21日火曜日

仕事上の情報は家族や友人であっても話させてはいけない-人の口には戸を立てられない

「りそな銀行 中目黒支店」で
Twitter検索した結果
先月の事になりますが、りそな銀行が「お詫びとご報告」をホームページ上に掲載しました。
「6月8日(月)、特定のお客さまが中目黒支店にご来店された情報が、Twitter上に漏洩していたことが判明いたしました」と。

報道によれば、人気アイドルグループのひとりが、りそな銀行中目黒支店に来店したことを、そこに派遣されていた派遣スタッフが家族に話し、その家族がTwitterに書き込んだということです。その後、もう一人の大物芸能人の名前もあがり、芸能界全体でも大きな騒ぎとなっているようです。口座を解約する芸能人も出ていると、一部のメディアでは報じています。

サービス業に従事していると、しばしば人気タレントやスポーツ選手、政治家などの有名人にサービスしたり接する機会があるものです。旅客機や新幹線、有名レストランなどでは、お客としてたまたま遭遇することも少なくありません。そして、遭遇した人はその有名人の名前を挙げて(時には写真と共に)、SNSに書き込むことも少なくありません。特定の有名人の目撃情報をTwitter上で追っていくと、どのような行動をとっているか、今どの辺りにいるのかさえもわかってしまいます。映画「ST」では、Twitterの目撃情報を検索して、捜査に活用する場面もありました。
噂話が好きな人や言いたがりな人は多いものです。
昔で言えば「人の口に戸は立てられない」というところでしょうか。

お客さまの情報を口外しないのは信用を得る絶対条件


先週発表された直木賞・芥川賞。ピースの又吉さんが芥川賞を受賞したことで話題になっていますが、この両賞の選考・発表の場となっているのは築地の料亭「新喜楽」であることは有名です。どうして「新喜楽」なのかは、その信用によるところ。ここでの話しは一切外に漏れないと言われています。政治家がよく利用する料亭などでは、ここでどんな話しがされたというのはもちろん、誰が来た(同席した)ということも大事な情報であり、知られてはならない情報であることも多いのです。

レストランやバーなどの飲食施設、ホテルや料亭などプライベートな空間を提供するサービスでは、有名人や知人のご利用情報(来店の有無や日時、オーダー内容など)は、重要な個人情報です。しかし、プロ意識の薄い腰掛けアルバイトや派遣スタッフだと「ネタ」としてブログやSNSに軽い気持ちで書いてしまいがちです。テレビや雑誌で、○○○さんが常連だとか来店して食べたとかやっているからかもしれません。しかし、本当に常連で(お店もお客さまもお互いに)大切に思っている関係であれば、メディアにそのような登場はしないはずです。何も考えず一時的に話題・注目を集めることを優先てメディアに登場したがために、大事なお客さまと信用を無くしているかもしれません。

経営者やベテランのスタッフは十分認識していても、新しいスタッフを迎えるときには、お客さまの情報を外に漏らさないことを徹底しなければなりません。その際には、家族や恋人であっても同様だということを強く念押しする必要があります。書面で確認することも必要でしょう。
冒頭のりそな銀行の例でも、派遣スタッフもTwitterに書き込んだその家族もまさかこんなことになるとは思ってもいなかったでしょう。それ以上にりそな銀行は、顧客からの信頼を大きく毀損してしまいましたが、その責任はりそな銀行にあると言わざるを得ません。

法律で守秘義務を課せられている職業も少なくありません。法律や医療に関わる職業はもちろん、いわゆるコンサルタントも守秘義務を負います。業務上知り得た情報のみならず、コンサルタント契約を結んでいることすら開示できないことがほとんどです。企業の機密情報に接するBtoB企業も、取引先企業を開示できることはあまりありません。逆にいえば、WEBサイトの取引先に有名企業がこれ見よがしに並んでいる時には、ちょっと疑って見た方が良いかもしれません。

ブライト・ウェイへのご相談はこちらから。

2015年6月8日月曜日

ストレスチェック制度のスタートを知っていますか?

原発のストレステストと勘違いしそうですが、ちょっと違います。全ての企業にこれから義務づけられる従業員の健康管理です。昨年労働安全衛生法の一部が改正され、2015年12月から、ストレスチェック面接指導の実施等を義務づけられました。
厚生労働省のサイトでは、
今回新たに導入されるストレスチェック制度は、定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレスの状況について気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減 させるとともに、検査結果を集団ごとに集計・分析し、職場におけるストレス要因を評価し、職場環境の改善につなげることで、ストレスの要因そのものも低減させるものであり、さらにその中で、メンタルヘルス不調のリスクの高い者を早期に発見し、 医師による面接指導につなげることで、労働者のメンタルヘルス不調を未然に防止する取組です。(平成27年12月1日施行)
         「制度の概要 改正労働安全衛生法に基づく、ストレスチェック制度とは?

となっています(↑これで1文、どうしてもっと解りやすく書かないんでしょう?)。

メンタル版健康診断


一言で解りやすく言うと、メンタルの健康診断とでもいえばいいのでしょうか。
年に1度のストレスチェック(診断)をし、従業員個人へフィードバックします。健康診断と同様の個人情報ですので、会社が個々人の情報を収集することはできません。組織研修やモチベーション研修とは違います。
診断の結果、医師の指導や相談が必要だとなった場合は、産業医や企業が提携した医師に相談、面接指導が義務づけられます。50名以上の従業員を抱える事業所では実施しなければなりません(50名未満の事業所では、当面の間は努力義務)。

罰則規定はありませんが、法律で定められた義務となりますので、いずれは対応しなければならなくなります。

ストレスチェックは、厚労省で用意した簡易調査票「職業性ストレス簡易調査票(57項目)」もありますが、これをベースにノウハウを持った企業が診断事業を既にスタートさせています。
だいたい診断料は、ストレスチェック 1名1000円~ 集団分析(部署別傾向分析)50,000円~
程度です。

ご興味ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ストレスチェック、ブライト・ウェイへのご相談はこちらから。


2015年5月8日金曜日

少子化対策と同時に晩産化をくい止めないと、人口減少スピードは加速する


5月5日はこどもの日、そしてこの週末の10日は母の日。こどもの日と母の日がこんなに近いと、お父さんは家族サービスで大変でしょうか?
母の日レポート2015 フルレポート(英語)より
さて、こどもの日には新聞各紙の社説では子育てを取り上げていました。そして、5月7日にはセーブ・ザ・チルドレンが「母の日レポート2015」を発表しています。「お母さんにやさしい国ランキング (母親指標:Mother’s Index)」の1位は今年もノルウェー、日本は昨年と同位の32位でした。
日本の報道では、日本がどうして32位なのかと言うことに話題が集中していますが、このレポートの主題はそこではありません。日本語版リリースは、以下の文章で締められています。

下位の国々の母親と子どもの状況は深刻で、平均して30人に一人の女性が妊娠に伴う原因で死亡し、8人に一人の子どもが5歳の誕生日を迎える前に亡くなっています。「お母さんにやさしい国ランキング(母親指標)」用に収集したデータは、豊かな国と貧しい国の間の途方もない格差と、母親と子どもの健康と福利の向上を加速させる喫緊のニーズを示しています。さらに、これらのデータは、武力紛争とガバナンスの欠落がこれら悲劇の要因となることを表しています。最下位11か国中、9カ国が紛争の影響を受けた、または脆弱国とされる国々で、国民の基礎的なニーズを満たすために必要な機能が根本的に破たんしていることを示しています。

人口が都市部に集中し、格差が拡大している中、日本についても以下の指摘がなされています。

グローバルな視点から見る日本の格差の現状
東京は乳児死亡率が世界でも最も低い都市の一つですが、日本では職業による保健格差があることが改めて分かりました。例えば、乳児死亡率が最も高い無収入世帯は、国家公務員や企業の上級管理職などの高所得世帯より、子どもが1歳未満で亡くなる可能性が7.5倍になります。(1,000人当たり10.5人対 1.4人)


今年のレポートの主題は、様々な格差の指摘とその格差による不幸から子どもを守るための提言でした。

5歳進んだ晩産化で、500万人の子どもが減った!


こどもの日の社説や母の日レポートを見ながら、色々と思いを巡らせているうちにふとあることに気がつきました。晩婚・晩産化による出生数への影響です。
厚生労働省のデータによると、30年前の1985年(昭和60年)の平均初婚年齢は男性28.2歳、女性25.5歳です。2013年は男性30.9歳、女性29.3歳となっています。女性は約4歳遅くなっています。30年前なら子作りが順調(?)に進めば、子ども2人(人口維持に必用な合計特殊出生率が2.07人)を産んで、平均出産年齢は28歳というところでしょうか。
平成25年人口動態統計 母の年齢(5歳階級)・出生順位別にみた出生数より  
ところが、今は平均初産年齢が30歳を越えてしまいました。子ども2人を持つ平均年齢は33~34歳でしょう。厚生労働省の人口動態統計の「母の年齢別出生数」の推移を見ても明らかです。実際、当社が運営する【こそだて】のアンケートを見ても、ユーザーの中心年齢は2000年では29歳前後だったのに現在は33~35歳と約5歳上がっています。
昭和60年の出生数は 1,576,889人、合計特殊出生率は1.76 平成25年の出生数は 1,029,816人、合計特殊出生率は1.43)

日本ではここ数年の子どもの出生数は約100万人です(今年、100万人を下まわる可能性もあります)。母親の数が同じで合計特殊出生率が仮にずっと同じであれば、毎年100万人の子どもが生まれることになります。これは平均出産年齢が28歳でも33歳でも同じですが、28歳から33歳に移行する間にギャップが生まれます。


極端にわかりやすい例を考えてみます。
今年まで女性は28歳で子どもを産んでいたとします。ところが来年からは33歳まで産まなくなるとすると、今年27歳以下の女性が33歳になるまで5年間は子どもが産まれないことになります。実際には晩産化は徐々に進行していますので、このような出生0という年は存在しませんが、5歳の晩産化はこの30年で見ると5年間500万人分の出生が消えたことと同じです(実際には先送り)。
別な見方で、100年間の新陳代謝をみてみましょう。
仮に、25歳(計算しやすい数字としました)で出産するサイクルであれば100年で4世代となります。これが33歳で出産となると同じ100年で3世代です。
総人口は変わらなくても、新陳代謝のスピードは遅くなります。

今後ますます晩婚・晩産化が進むと、出産に適した年齢から外れていき、子どもを望んでも母胎が出産そのものに耐えられないことにもなってしまいます。
子育てを支援するだけでなく、世の中が早い出産を促すようにならなければ、人口減少はさらに加速するのではないでしょうか。

ブライト・ウェイへのご相談はこちらから。 

2015年4月29日水曜日

Googleスマホ検索 対応表示開始 4月21日以前と以後、1週間で比較するとその影響は?



















4月21日から、スマホでのGoogle検索結果表示が変わりました。
スマホ対応していないサイト(正確にはページ)は評価が大きく落とされて、スマホ対応しているサイト(ページ)を優先して上位表示するようになりました。今回の変更がどのくらい影響しているかを、当社が主宰運営している【こそだて】で見てみました。
【こそだて】は、2000年4月15日(よいこの日)にスタートし、多くのコンテンツを蓄積しています。そのため4月21日までにスマホ対応できたディレクトリ・ページとそうでないページが混在しています。
2015年3月時点で、月間ユニークユーザー数 約23万人、約8割がスマホからのアクセスのサイトです。

●スマホ対応していないページは約2割ダウン


Google Analyticsで全体を俯瞰すると、セッション数が約7%、ページビュー数で約1割減少しています。ディレクトリ毎で分けてみると、今回の変更の影響が明確にわかります。
スマホ対応しているコンテンツは、だいたい少し増加か横ばいです。しかし、スマホ対応していないコンテンツは大幅に減少しています。
中でも「ぐるなび」さんと提携して情報提供している「こそだてレストラン」は大きく落ち込んでいます。具体的には、変更前1週間の訪問数が約1.9万だったのに対し、変更後は約1.5万と、1週間の訪問者数が約4千も減っています。減少率では2割以上です。これはぐるなびさんの対応を待つしかないので仕方有りません。
mikuのコンテンツも、それぞれのページを複雑に作り込んでいるので、1pずつスマホ対応させなくてはならず全部を対応させるのに時間がかかります。そのため、これも15%ほど落ち込んでいます。
他にもそれほどページビューは多くないものの、スマホ対応が遅れているコンテンツが有り、結果として全体で1割弱程度の減少に繋がっていると見ています。

●これからますます影響は大きくなる


加えて、上のグラフを見ると、日が進む毎に右肩下がりで影響が出ていることがわかります。かつてはGoogleダンスと言われる現象もありました。Googleは多くのデータセンター・膨大な数のサーバーで処理しているため、検索結果の順位が落ち着くのに時間がかかり、その間どのサーバーを見に行くかで検索結果が違うためです。しかし、現在ではそのようなこと(時間差)はほとんどないと言われています。

この右肩下がりに影響が出ているのは、4月21日直前あるいはその前後にスマホ対応したサイトやページに対して、Googleのクローラー(ロボット)がデータを取得し、【こそだて】のページの上位にインデックスされていったためと考えられます。 ということは、スマホ対応をしなければ、どんどん上位にスマホ対応を済ませたページが割り込んで来て、掲載順位は下がり続けるということです。

B2Bのほとんどスマホ利用者を意識しないで良い会社のWEBサイトでしたら、それほど気にする必要は無いのかもしれません。しかし、いずれスマホでの検索だけでなく、PCでの検索結果にまで影響を与える日が来るかもしれません。その時に慌てないよう、今から少しずつでも準備を進めておくことをオススメします。

ブライト・ウェイへのご相談はこちらから。 

2015年4月25日土曜日

2015年4月24日 大分県立美術館OPAM開館



2015年4月24日午前10時 大分県立美術館OPAMが開館しました。

国内の県立美術館としては、2005年開館の長崎県美術館、2006年開館の青森県立美術館以来、9年ぶりに新設された美術館です。
設計は、フランスのポンピドゥー・センター・メスの設計や東日本大震災や世界各地の被災地への支援など、様々な活動によって世界的にも注目を集めている坂茂氏。本プロジェクトが進行中の2014年3月にプリツカー賞を受賞されました。
館長には、西武美術館・セゾン美術館で学芸員として数々の展覧会を手がけ、2011年には「ウィーン工房1903-1932モダニズムの装飾的精神」で第7回財団法人西洋美術振興財団賞「学術賞」を受賞した武蔵野美術大学教授の新見隆氏。出会いの驚きと五感で楽しむ、唯一無二の、まったく新しいスタイルのミュージアムを目指します。 

開館記念展 モダン百花繚乱」は、世界的に知られた美術館の名作、日本を代表する美術館のさまざまな名品とが、大分の地で“出会い”相互に響き合う“大分世界美術館”を提示します。モンドリアン、ピカソ、ミロ、モネ、ルソー、ターナー、エゴンシーレ、カンディンスキー、ウォーホール、伊藤若冲、長谷川等伯、酒井抱一、円山応挙、雪舟、横山大観、宇治山哲平、…世界中から名品が一同に会し、壮観です。
また、キヤノン様が進める「綴」プロジェクトで贈呈されたボストン美術館所蔵 「龍虎図屏風」(高精細複製品)も、一見の価値ありです。

大分県立美術館OPAMへ、是非足を運んでいただければと思います。





ブライト・ウェイは、開館に向けた大分県外への広報窓口・サポートと、開館記者発表会・内覧会などのお手伝いをさせていただきました。




ブライト・ウェイへのご相談はこちらから。