2014年8月14日木曜日

スマホ対応が必用なのはECサイトだけでない

7月29日、ニールセンから”スマホからのオークション/フリマサービス利用者数は約2,000万人に成長”というニュースリリースが配信されました。

- スマホからのオークション/フリマ利用者数は1年間で2倍に成長し、約2,000万人に
- PC、スマホ共に、Yahoo! オークションが一番人気
- オークション/フリマサービスはPCでは35歳以上男性、スマホでは34歳以下女性が牽引


という内容です(以上、図と共にリリースより引用)。

このリリースは、オークションやフリーマーケットの利用に関してのみ切り出した数字としていますが、この傾向-アクセスの端末がPCからスマホへ-はECサイトだけでなく、インターネットへのアクセス全体に言えることです。

当社でも、育児のポータルサイト【こそだて】を運用していますが、直近1か月のアクセスの約8割はモバイル(約4%のタブレット含む)からです。【こそだて】の利用者は30代前半を中心とする子育て中の女性(9割以上)。ニールセンのリリースでも指摘していますが、スマートフォン利用者のうち女性若年層が大きなウェイトを占めるのであれば、子育て中の女性の生活スタイルを想像するとこの結果(アクセスの8割がスマホ)は想像に難くありません。働いている女性でも、職場を離れれば一番身近なネットに繋がるデバイスはスマートフォンでしょうから、プライベートなネット端末は間違いなくスマホです。
【こそだて】ほどではないにしても、当社がコンサルや運用管理をさせていただいているクライアント様のサイトでも、ECサイトに限らずスマホの比率はどんどん上昇しています。ここで個別のデータを開示することはできませんが、メインのターゲットが女性のサイトでは、年齢層を問わずスマホの比率が5割を超えています。PCがモバイルを超えているのは限られたB2Bサイトなどごく少数です。

また、モバイルアクセスの過半数がiOS(iPhone・iPad)であることも多いです。iPhone、iPad では標準ブラウザでFLASH動画が再生されません。ホームページのTopページやメニューにFLASHを使っているサイトはいまでも多く見かけますが、期待通りに表示されていない事も多いのです。サイト制作会社から「カッコイイですよ」と薦められて、高いお金を払ってFLASH動画を導入した会社もあるのではないでしょうか。今ではそれがあだになっている可能性もあるのです。
このような環境変化が進んでいるにも関わらず、スマホ対応どころか10年前に作ったままのようなホームページのところも多く見かけます。今時のビジネスでは事前の情報収集にネットは欠かせません。それなのに、会社の名前で検索しても出てこない、出てきても内容がわからないでは話になりません。
サイトを見ている人の環境変化についていけないと、知らない間に取り残されることになるのです。

※当社のサイトについては、紺屋の白袴と笑ってお許しください。クライアント様や【こそだて】の対応に追われて後回しになっています。近いうちにリニュアル予定です。

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