昨日24日、「前川清50周年記念特別公演」で、メンバーの友井雄亮の脱退後4人になって初めて純烈がステージに立ちました。
紅白歌合戦で初めてその存在を知った純烈。LiLiCoさんの旦那さんの顔は知っていたものの、純烈がどんな活動をしているグループなのかまでは、紅白まで知りませんでした。
「夢は紅白、親孝行」というグループ。スーパー銭湯や健康センターなどのステージで地道に活動し、ファンの熱い思いに後押しされてついに紅白にたどり着いた、その直後のことでした。メンバー友井雄亮の過去のDVや金銭トラブルが文春砲によって、明らかになりました。
友井雄亮は当初否定していた(文春オンラインの動画)ものの、すべてを認める会見を行い、芸能界引退を発表しました。その後、一部のファンが復帰を求め、Twitterアカウント「友井雄亮Comebackプロジェクト」で3万人目標に署名活動をスタートしました。
「純烈」を守った会見
1月15日、残った純烈のメンバー4人が記者会見を開きました。冒頭で謝罪をした後は記者の質問に対してひたすら答えるだけという会見です。先日のNGT48の運営会社AKSの会見とは違い、しっかりと椅子とテーブルがセッティングされ、各メンバーにマイクも用意されています。冒頭謝罪をした後には、「長い時間になると思いますので、メンバーも座らせていただきます」と、 最後まで質問・疑問に答えますという姿勢・覚悟を見せてスタートしています。友井の被害者に対しても気遣い、1時間半におよぶ会見を通じて、純烈のメンバーは友井雄亮がやったことをきっぱりと否定し、リーダーは「僕の中ではあいつ(友井)は死にました」と決別宣言をしました。
この記者会見と前後するように、 「友井雄亮Comebackプロジェクト」のアカウントは削除されています。
所属するジースター・プロはジャニーズ事務所のように芸能界に影響力のある事務所ではないでしょう。この会見次第で場合によっては仕事も無くなり、解散もありえたはずです。しかし、昨日、今日の復活ステージを伝えるニュースやワイドショーは、総じて肯定的でした。
企業の謝罪会見の場合は、論点もはっきりしていてQ&Aも作成しやすい(それなのに準備不足の会見も多い)のですが、このような事件の当事者ではないけれど、その当事者を抱えるグループ・組織の 会見は準備が難しいものです。どんな質問が(どこまで広がって)誰に飛んでくるかわからないので、基本的なスタンスを共有して臨むしかありません。多少冗長な答弁もありましたが、仕方が無いでしょう。
結果としては、純烈は解散を免れ、新たなスタートを切ることができました。
純烈メンバーだけでなく、ファンも事務所も一安心でしょう。