【こそだて】、mikuではこれまでも衆院選の投票行動などを尋ねてきました。当然、回答者はほぼ子育て中です(回答者数などはリンクのリリースでご確認ください)。
民主党から自民党に政権交代をすることになった2012年の衆院選は、回答者の76.5%の人が投票していました。
東日本大震災や円高を背景にデフレが進行していた時期でしたから、最も重要な政策課題は景気回復を上げる人が半数近く。その一方で、少子化対策や社会保障制度改革を重要課題としてあげる人は少数でした。
しかし、2012年の選挙で与党が安定多数を確保し、アベノミクスで景気が上向いて来たと実感できた2014年の衆議院選挙では、投票したと答えたのは63.3%。実に12.2ポイントも下落しました。ところが、投票行動は下がったものの、一番重要な政策課題に少子化対策、社会保障制度改革を上げる人を合わせると半数を超えています。投票行動と、課題と考える政策との関連をクロスで集計していなかったので残念ながらそのデータはありませんが、少子化対策や社会保障制度改革を求める有権者は、投票に行っていたのではないでしょうか。
2014年衆院選後のアンケート結果
●昨年の衆議院総選挙の投票には行きましたか? (2012年選挙)
1位 投票日に行った…………………………………50.4% (60.9%)
2位 行かなかった……………………………………25.5% (16.5%)
3位 期日前投票に行った……………………………12.9% (15.6%)
4位 行けなかった(病床など)……………………… 11.3% ( 7.0%)
●今一番重要な政策課題だと思うのはどれですか? (2012年選挙)
1位 少子化対策………………………………………32.3% (14.6%)
2位 社会保障制度改革………………………………28.6% (10.9%)
3位 経済政策…………………………………………21.8% (48.8%)
4位 大震災復興と防災……………………………… 11.5% (15.2%)
5位 外交と国防…………………………………………3.4% ( 7.5%)
6位 憲法改正………………………………………… 1.0% ( 0.6%)
その他…………………………………………… 1.0% ( 2.4%)
「子ども子育て新制度」の理解は3割止まり、安倍内閣に求める一番重要な政策課題は「少子化対策」-【こそだて】アンケート
86.2%が参院選の投票に行く
今年の1月~2月にかけて、次の国政選挙で投票に行くかを尋ねました(衆参同一選挙の可能性があったので、参院選という聞き方をしていません)。その結果は以下の通り、「必ず行く」「期日前投票で投票する」を足すと86.2%が投票に行くと答えています。
●今年予定されている国政選挙の投票には行きますか?
1位 必ず行く……………………………………………… 63.9%
2位 期日前投票で投票する……………………………… 22.3%
3位 行かない……………………………………………… 11.7%
4位 行けない(病床など)……………………………………2.1%
「子ども子育て新制度」の理解は3割止まり、安倍内閣に求める一番重要な政策課題は「少子化対策」-【こそだて】アンケート
加えて、今回から18歳、19歳の未成年者にも選挙権が与えられました。特にまだ高校に在学中の18歳は意識も高いでしょうし、クラスメートの間でも(良くも悪くも)話題になっているはずです。
これまでは大人が勝手に決めていた事に、投票という行為で意思表示ができるようになったのですから、投票率はきっと高くなると期待しています。友人同士でイベント的に投票に行くかもしれません。LINEやインスタグラムで自慢しあうかもしれません。
参院選の当落も気になりますが、今回は年齢別の帳票率に注目です。
本日、こちらもリリースしました。
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