11月30日、福岡市美術館リニューアル事業コンペの審査講評が公開されました。
落札者の決定と応募者の構成
福岡市美術館リニューアル事業 審査講評
ブライト・ウェイは今年4月、福岡市美術館リニューアル事業のコンペに参加表明した大林組様からお声かけいただき、広報・ブランディング戦略のとりまとめと飲食施設の運営企業コーディネートなどで協力企業の1社に加えていただきました。それ以来約半年、ほぼ毎週のミーティングと提案書とりまとめのために膨大な時間を費やし、わがチームは
8月27日 提案書提出
10月25日 プレゼンテーション
にむけて全勢力を傾けてきました。
そして、10月30日に落札者が公表され、私たち株式会社大林組九州支店を代表企業とするグループが選ばれました。
これまでもリクルート時代から新規事業の提案・立ち上げにも多数関わってきましたし、コンペにも参加してきました。しかし、今回の福岡市美術館リニューアル事業コンペは、単なるリニューアルだけでなく、開館後15年間の運営までも一体化したPFI事業として提案するもので、これまでのコンペとは少し違っていました。提案の新規性や独創性だけでなく、運営の確実性や安定感も求められます。それだけに検討項目は多岐にわたり、構成・協力企業がそれぞれの分野のプロフェッショナルとしての経験・知見を総動員しながらもチームとして互いに疑問をぶつけ合い、補完し合い、最善の提案をまとめる作業の時間でした。
当社ブライト・ウェイは、これまでの実績、また今年春に開館したばかりの大分県立美術館の広報のお手伝いを経験して知り得た最新の美術館広報の実態(メディアのニーズや欲しい情報、提供のタイミングetc.)を踏まえ、広報・ブランディング戦略の整理やBCP等を中心に提案書のとりまとめのお手伝いをして参りました。加えて、これまでもガラスや建築関連企業のコンサルや商品開発に関わった経験、あるいは福岡サンパレスの運営引き継ぎ・経営の経験から、専門外ではあるものの設計や運営面についても様々な視点から意見・提案させていただきました。
負ければ金銭的・物理的に見返りの無い(それどころか、提案経費を負担する)コンペで、これだけの期間と労力を費やし、最後の最後まで完成度を高めるための細かな修正を行いながらも良いチームワークを維持できたことが、勝利に繋がったのだと思います。
構成企業・協力企業の構成が当社を含め東京本社の企業が中心だったために、地域経済・社会への貢献では他2グループに大きく水を空けられて3位だったものの(とはいえ、元請けの本社所在地が福岡市ではないというだけで、実際の支払先はほとんど福岡の企業や人になるのですが)、他の項目ではほぼリードしていたと言っても良いのではないでしょうか。
審査講評を見ても、私たちの目指してきた方向性が評価されたようでほっとしています。
この半年を振り返りながらも、来年から始まるリニューアル事業に向けて改めて気が引き締まる思いです。
落札者の決定と応募者の構成
福岡市美術館リニューアル事業 審査講評
このコンペへの対応のため、「ネット時代のリスクマネジメント勉強会」の日程が組めなくなり、ずっと開催を見送っていました。年が明けて仕切り直したいと思っています。
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