先日、福岡のクローズな勉強会でお話しをさせていただきました。
テーマは「危機に面した企業TOPが起こしがちな過ち」。
フォルクスワーゲンの10月の販売台数は、中国やヨーロッパだけでなく、問題の火元であるアメリがでさえも下落幅は小さいかほとんど影響のない程度の結果でした。ところが、日本だけは48%の落ち込みでした。その心配は、先のこのブログでも書いていたのですが、それが現実になってしまったのでした。
タカタは、緊密な関係を維持していたホンダからも三行半を言い渡され、旭化成建材は業界の開けてはならないパンドラの箱を開けてしまい、2社は業界の中で孤立することになってしまいます。
ほぼこの同じ時期にメディアを賑わしているグローバル企業3社のクライシス。このブログでも個別にはこれまでも言及していた、フォルクスワーゲン、 タカタ、旭化成(建材)の共通項と違い。勉強会では3社をいくつかの視点から2つのグループに分け、何故今回の事故・事件は起こってしまったのか?何故その後の対応で社会や消費者(あるいはマスメディア)の反感を買うことになってしまったのかを検証しました。
そして、どうしたら防げたのでしょうか?
「加害者 」は誰なのか?
「被害者」は誰なのか?
様々な角度からステークホルダーを漏れなく拾い出し、それぞれのステークホルダーへの心配りがなされているのかが問われるのです。さまざまな質問や意見を交えながら充実した勉強会となりました。
今回は、クローズな会でしたので、勉強会の流れを報告するに留めます。
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