2017年2月23日木曜日

機内wifiを利用する際には後ろからの目が有ることを意識して

JALが機内インターネットの無料キャンペーンを始めました。2017年8月31日まで、通常は有料の機内Wifiを無料で利用できるというのです。

対して、ANAでもWifiのサービスが無い訳では有りませんが、設定されている機材が少なく、大々的にアピールするにはまだ準備が整っていないようです。私もこれだけ頻繁に飛行機に乗っていても、Wifiサービスを提供している機材に当たったのは、まだたったの2回です。

最初に写真のステッカーを見た時には、何のことだかわかりませんでした。2回目に当たった時には、機内でスマホでSNSをやっている人を見て初めて気付いたくらいです。シートポケットに「ANA Wi-Fi SERVICE GUIDE」を見つけて、やっと理解しました。
機内でWifiが使えるだけでなく、これまでスクリーンに投影されてイヤホンで音声を聞いていた機内エンタテイメントが、Wifiを通して多チャンネルでサービスされています。国際線のシートテレビで提供されていたようなサービスが、自分のスマホに提供されることになります。
JALはキャンペーンで無料ですが、現在のANAの利用料金は、40分550円(または550マイル)の40分プランか、あるいは1050円で離陸の約5分後から着陸の約5分前までずっと利用できるフルフライトプランの2つ。東京-福岡間であれば、東向きは40分プラン、西向きであればフルフライトプランが適当ではあるものの、果たしてこの金額はちょっとばかり高いように思われます。
いかにスマホが手放せない若者でも、たかだか1時間や2時間ネットが繋がらないからといって40分550円を支払うでしょうか。
そこにJALが無料キャンペーンです。GW・夏休みの若者の旅行客を総取りしようという作戦でしょう。JALのイメージキャラクターは嵐ですし、バッチリアピールして「夏休みの旅行は絶対JALだよね、Wifiも無料で使えるし!」と。
GWと夏休みの航空チケットは、安くチケットを取りたい若者を中心に、JALの特割が早く埋まるのではないでしょうか。

通路側の席でスマホ利用は要注意


機内でWifiに繋がるようになると、私ならPCでブラウジングしながら仕事をしたり、メールのやりとりをしたりというのは容易に想像が付きます。特に飛行機に乗っている時間帯によっては、メールが気になるものです。今でも、機内でPCを開いて仕事をしている人は多くいますし、画面の輝度も抑えめにして他人からは角度もあるので、それほどPC画面は気になりません。
ところが、スマホやタブレットは妙に目立ちます。
PCの画面を開いている人は、画面はほとんど文字ばかりで興味も沸きません(産業スパイや競合するような人には別でしょうが)。対して、スマホやタブレットは写真や動画を見ている人がほとんど。スマホやタブレットの画面は高精細で輝度が高いので、離れた小さな画面でも、はっきりわかります。

先日Wifiサービスのある飛行機で、通路を挟んで私の斜め前に座っていらした紳士が、ネットに繋いだスマホを手にして、到着するまでずっと画面をスワイプしていました。SNSなのかどこかのサイトなのかはわかりませんが、そのスマホの画面に映し出されているのは若い女性の写真ばかり。それが不適切であるという訳ではありませんが、実はある上場企業の社長さんでちょっとビックリしました。
近頃は、タブレットだけでなくスマホの画面も大きくなっています。タブレットだと持ち上げませんが、スマホは手に持って、顔の前に持ち上げて見てしまうので、後ろからも丸見えになってしまいます。

今はJALがキャンペーンで無料ですが、いずれANAも対抗せざるをえなくなるでしょう。その先には、機内でもWifiが無料で繋がるのが当たり前の時代がみえています。その時に、自分の世界に没頭して変な物を見続けていたり不適切な書き込みなどしないように。特に、ビジネスマンは窓側よりも通路側の席を好みますから、斜め後ろの目には要注意です。



2017年2月21日火曜日

里帰り出産のデータ提供をきっかけに考えてみました

フジテレビ朝の番組「ノンストップ!」、2月3日放送の回に、mikuの読者アンケートのデータが使われました。テーマは「里帰り出産」。残念ながら福岡では放送されていない(TNCは福岡ローカル「ももち浜ストア」を放送) ため見られませんでしたが。

使われたデータは、2002年と2016年の里帰り出産の割合の変化。2002年アンケート(こそだて)の時には、63.2%が里帰り出産していたのに対し、2016年のmiku読者アンケートでは55.9%にまで減ったというもの。番組としては親子の関係のあり方の変化などを背景に伝えたいという企画意図のようでした(結局、番組を見ていないのでどういう構成だったかは不明です)が、その背景にあるものはもっと別な気がしますので、ここで自分なりに整理したいと思います。

地方で分娩可能な病院が減少


まず、産科の減少です。

2004年12月、帝王切開手術を受けた妊婦が亡くなり、医療ミスとして医師が業務上過失致死と医師法違反の容疑で逮捕されました(後に無罪判決)。2006年には分娩時に起こった脳内出血による意識不明を子癇と誤り、救急車でたらい回しにされた末に亡くなるという出来事も有りました。この2つの出来事以来、訴訟リスクを恐れて産科を閉鎖する医院が続出、産科希望の若手医師も激減するに至りました。このような背景から2009年1月に「産科医療補償制度」がスタートしました(ここでは制度の詳細は割愛します)が、分娩可能な個人経営の産科はどんどん減少しています。

分娩施設数の推移(周産期医療体制の現状についてより)
厚生労働省がまとめた「周産期医療体制の現状について」を見ると、分娩施設が都市部に集中していることがよくわかります。出産可能な病院は都市部の大学病院や総合病院に限られる県もあります。分娩施設数が少ない都道府県だと、そもそも実家に帰っても近くに分娩できる施設がない、あるいはキャパシティの問題で受け入れられないということもありえます。

加えて、 共働きで女性も出産直前まで働く傾向にあり、余裕を持って里帰りをするのも難しくなっていることもあるでしょう。予定より早く産気づいて、里帰りできないまま出産ということもあるかもしれません。早産だけでなく低体重出生児の割合も増えています。妊婦健診の段階で赤ちゃんの状況がわかり、かかりつけの産院(あるいは高度医療対応施設)でないと不安ということもあるかもしれません。
里帰り出産をしたくても、様々な要因で分娩を受け入れてくれる産院が見つからなければ里帰りもできないのです。

父親の意識に変化も


最近は父親になる夫の立ち会い出産を希望される事も多くなりました。我が子の出産に立ち会うんだ!出産シーンをビデオに収めるんだ!と意気込む男性も増えているようです。その場合、里帰り出産で遠方だと、タイミングを見越して会社を休むなど克服しなければならない別な壁が立ちはだかります。旅行と違ってあらかじめスケジュールがきっちりと決められるものではないからです。
そうすると、立ち会い出産を希望するとやはり近くの病院でということになってしまいます。
我が子への愛情、夫婦の絆が強いということは良い事です。2016年のアンケート結果でも、「夫のサポート」の数字が高くなっています。出産/育児は夫婦で行うものだという意識が男性にも定着してきていると言って良いでしょう。
里帰りでなくても、実家の親が手伝いに出てきてくれる事も増えています。ちょうど私の世代が孫が生まれるくらいですから、元気いっぱいです。ちょっとした旅行気分で出産の手伝いに都会に出てくるくらいのことは苦でもないでしょう。


保育園の待機児童問題もあり、出産後に長期間の里帰りで体を休めるという訳にもいかなくなっています。

出産や育児が負担にならない社会にしなくてはなりません。




2017年2月5日日曜日

ピースサインの写真よりも怖いIDカード下げた外出


年明け早々のニュースで、instagramやTwitter、Facebookなどにアップされたピースサインの写真から指紋が盗まれる可能性が指摘され、話題になりました。
最近はスマートフォンのカメラの性能も上がり、アップされる写真も高精細になっています。スマートフォンで撮った写真を簡単にSNSにアップする事ができるため、指紋が見える様なピースサインを拡大・補正すると指紋の複製ができるというのです。現状ではよほど条件が整っていないと指紋の複製ができるような写真はアップされないようですが、今後はカメラの性能も上がるでしょうから用心するに越したことはありません。

ピース写真よりも怖いIDカード


私は今回の報道を受けて、他の事が心配になりました。オフィスビルのセキュリティの為に身につけているIDカードです。
丸の内や渋谷のオフィス街の昼食時、外へ出て食事をする、キッチンカーでお弁当を買う、コンビニで買い物をする、IDカードを首から下げたままのビジネスマン・OLさんの姿を多く見かけます。私自身は、会社員の時代から首からかける(あるいは胸に付ける)IDカードや名札を付けたまま外に出るなんて恥ずかしくてできませんでした(たまに外し忘れると、一緒にいる同僚が教えてくれてました)。しかし、今時の会社員やOLさんは平気なようです。
IDカードを付けたままだと、「私は○○○の×××です」と公言しながら街を歩いているのと同じです。これは、ひょっとすると正規雇用と非正規との位置づけや格差が広がる中で、無意識な優越感・自己アピールの行為なのかもしれません。それぞれが無意識なのか意識してなのかはわかりませんが、いずれにしても危険な行為であることには違いありません。
オフィス街(オフィスビル内のコンビニやレストラン近辺などでも)でスマートフォンのカメラで写真を撮ったら、IDカードをぶら下げたままのビジネスマン・OLさんの写真がたくさん撮れてしまいます。個人を特定する情報として、非常に重要な要素がほぼ手に入ります。ICカードのデータ取得は無理でも、個人を認証するために求められる顔写真と所属・名前くらいは簡単に取得できてしまいます。
ビジネス上のリスクだけでなく、個人が特定できるのでストーカーのターゲットにもなりかねません。ネットではなりすましなどの被害も想定されます。

IDカードは、譲渡や貸与などの取り扱い規則だけでなく、社外では人の目に触れるところに露出しないことを徹底することが、ビジネスの観点だけでなく従業員を守るという視点からも重要になっています。





2017年1月29日日曜日

ファミリーレストランの箸入れ(引き出しタイプ)は改善を!

今日、義母の顔を見に出かけた帰り、ガストで昼食をとりました。その時に隣のテーブルに1人で座ったお年寄りの婦人。恐らく年齢は80歳を越えていらっしゃったでしょう。
そのテーブルに料理が運ばれてきて間もなく、ガチャガチャという大きな音が。メニューが立っていたので何が起こっているのかはわかりませんでしたが、何かを倒したのだろうと思っていました。
暫くすると、後ろのテーブルからも同じような大きな音。
これで先ほどの音の正体がわかりました。箸やスプーン、ナイフなどを入れた引き出しが落ちたり倒れたりしているのでした。
入れ物は2段重ねで、下にナイフとフォーク、上に箸とスプーンが入っています。私も自分のテーブルの上の引き出しを出すと、その重みで入れ物ごと落ちてしまいました。
引き出しもスムーズには出てくれないので、片手ではなかなか引き出せません。お年寄りはそこでも苦労しています。引き出しそのものが出しにくく、勢い余って引き出しだけを落としてしまうケース、私のように上の入れ物ごと落としてしまうケースもあり、そこここでガッシャンという音がしています。
小さな子どもを連れた母親も、片手は子どもに、もう一方の手でカトラリーの入れ物の引き出しを引こうとします。そうするとやはりガッシャン。

様々な手間を省いて人件費を抑制し、低価格でも利益を上げる工夫をしているファミリーレストラン。飲み物はセルフサービスが当たり前。ナイフやフォークなどのカトラリーも、注文に合わせて都度並べる事をしなくなっています。省力化の行き着いた先がテーブルに入れ物を設置する方法です。

今後もファミリーレストランでも、ファミリーよりも高齢者の比率が上がっていくでしょう。牛丼店などのファストフード店も同様です。引き出し式の箸入れはいろんな所で見られるようになってきましたが、扱い辛い上に衛生的にもどうかと思う事があります。引き出し式の箸入れは、いずれ改善せざるを得なくなるでしょう。
さて、どのレストランチェーンが最初に改善策を提示できるでしょうか?




2017年1月18日水曜日

不正や悪事を見逃すと、いずれ時限爆弾や不発弾が爆発する

慌ただしい年末年始を過ごし、やっと世の中も通常運転になってきたところでしょうか。今年になって一度もこのブログを更新することなく、既に1月も半分を過ぎてしまっていました。

今日(1月18日)、日経電子版で

いま明かす、顧客情報流出事件を防げなかった理由 ジャパネットたかた前社長 高田明氏
を読んで改めて驚いたことがあります。

ジャパネットたかたの個人情報流出事件の際には、世の中も驚いた高田社長の記者会見(全営業をストップすると宣言)が今でも語りぐさとなっていますが、既に12年もの月日が流れていたんですね。驚いたのは、事件(顧客情報を盗んだ)が発生したのはさらにそれよりも5~6年も前だったということです。20世紀に実行された犯罪が世紀をまたいで21世紀に発覚したのです。 仮に時効が成立後に発覚した場合には、盗んだ犯人は刑事での罪には問われなくなってしまいます。しかし、顧客情報を流出させてしまった(窃盗の被害者である)企業には時効など有りません。情報を流出させてしまったという責めを負い、発覚した瞬間から責任を追及されます。

このような従業員の不正や組織ぐるみの不祥事、あるいは経営トップの贈収賄事件なども、忘れた頃に誰かの口の端に乗り、文春砲や新潮砲が炸裂するかもしれません。そんなことになると時効を過ぎて罪は問えなくても、企業の価値を大きく毀損することは間違いないのです。
過去まで遡って、明らかにはなっていなくても不正や問題発生の可能性を検証し、可能性があればそこをつぶす作業に取りかからなければ、いずれは問題が発生することになるでしょう。その時に、「放置していた」のか、「予見して改善に取り組んでいた」かで世間の印象も随分違うはずです。

遡って1月4日の日経新聞では、 
職員の不祥事防止、首長に対策義務付け 地方自治法改正へ
という記事が掲載されました。
企業だけでなく行政組織でも同様です。不正や不祥事の発生の可能性を予見し、事前にその芽を摘む事が大事です。そのためには想像力が必要です。

福岡県飯塚市の市長が、賭け麻雀の指摘を受けて開いた記者会見が余りにもお粗末で、結局辞任することになってしまいました。市民の生活や気持ちどころか、厳しいマスコミの反応さえも想像することができなかったのでしょう。高田社長が客さまに迷惑はかけられないと、記者会見を前にしてあらゆる想像力をはたらかせたようには想像できなかったのです。

企業には至る所に不発弾や時限爆弾が潜んでいる事を前提に、過去も含めての見直しをし、正しく前に進む年にしましょう。


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