2018年5月2日水曜日

TOKIOの謝罪会見で感心した、進行とホテルニューオータニのサービスレベル

今日5月2日14時から、山口達也さんが起こした強制わいせつ行為に関して、TOKIOの4人が謝罪会見を行いました。この会見の様子は民放3社(日本テレビ、TBS、フジテレビ)がLIVEで中継を実施。日本テレビは会見が始まって45分以上CMを入れませんでした。サッカーのハーフタイムと同じです。そのくらい視聴者の関心が高い会見だという判断だったのでしょう。他の局でも同様にCMを何処で入れるか、どのくらい中断するか悩んだことだと思います。普通のタイムテーブルなら、どの局も同じタイミングでCMが入ってくるものですが、おかげで、CMが入ってもチャンネルを変えればそのまま中継を見続けることができました。
中継をずっと見て感心したこと、気がついたことがいくつかありましたので、以下書き出してみたいと思います。

ホテルの対応は流石


まず感心したのは会場のセッティングです。
恐らく、ジャニーズ事務所の指示もあったのでしょうが、終始スムーズで手慣れた進行でした。進行役(事務所スタッフ?プロのMC?)も落ち着き、進行台本もしっかりできている感じでした。これが不慣れなホテルや会議室だと、細かなところで雑な進行になり、そういう部分が全体に雑な、ささくれだった空気を作り出すこともあります。

定刻の14時になるとアナウンスが流れ、TOKIOのメンバーは会場下手のパーティションから会見場に入場しました。扉や入り口からいきなりではなく、パーティションの後ろに一度整列してアナウンスを待っていたのでしょう。そして一人ずつパーティションから登場すると、会場に向かって深く頭を下げテーブルの定位置に付きました。全員が定位置に付くとMCから「これよりフラッシュ・ストロボの撮影はご遠慮ください」とアナウンスされ、フラッシュの点滅は無くなりました。恐らく事前に申し合わせ・確認されていたのでしょう。テレビでの中継・放送を(視聴するファンを考慮し)前提としたジャニーズ事務所らしい配慮です。
まず、城島リーダーが謝罪の挨拶をした後に、メンバー全員で深々と頭を下げ、陳謝の意を表しました。リーダーが最初に頭を上げるまで実に25秒でした。
その後、メンバー一人一人が謝罪のコメントを述べ終わり、質疑応答の時間となります。ここでやっと4人は着席となりました。
この時、ホテルスタッフがスッと4人の後ろに付き着席をアシストし、4人が着席すると再びスッといなくなりました。これは、4人が会見を終えて立ち上がるときにも同様でした。
しかも、立ったときにはすぐに4人は会場に向かって再び深々と頭を下げましたが、その時にはホテルスタッフの姿はありませんでした。
恐らく記者も、テレビで見ていた視聴者も、4人の後ろにホテルスタッフが現れ、アシストしていたことにほとんど気がつかなかったのではないでしょうか。まさに黒子です。
何処のホテルだろうとネットで調べると早速上がっていました。
ホテルニューオータニさん、さすがです。

山口達也さんの前回の謝罪会見も同じくこのホテルだったようです。
しかし、前回の会見は記者に囲まれて、あまり良い仕切りだったとは言えません。ネットを見ると、どうやら弁護士が同席していたようで、仕切りはその弁護士さんだったのでしょうか。

会見を見られる公式チャンネルは無い


「はれのひ」社長の会見ではライブ中継だけでなく、YouTubeや新聞社のサイトでその後も動画がアーカイブされましたので、今でもクリアな画質で会見を見られるチャンネルがあります。しかし今回はジャニーズ事務所メンバーの会見。さすがにテレビ局はじめメディアの公式サイトやチャンネルでは会見の様子はアップされていません。テレビの中継を録画したような非公式な動画ばかりがアップされています。中にはテレビで放送された90分の会見をほぼ全編アップしているものもありますが、ここでリンクを貼ることは控えておきます。
90分の会見ですから、ニュース番組などでは切り取らざるをえません。しかも番組キャスターも質問していますので、各局・番組はその部分を優先して使うでしょう。見る局、番組によって切り取られ放送されるところが変わって来ます。
私はTOKIO(鉄腕DASH)のファンでもあり、仕事柄全編チェックしましたが、ニュースやワイドショーの切り取られた会見ではなく、可能であれば会見を通しで見ていただきたかったと思います。

TOKIOメンバーの彼を思う気持ちが強く伝わってくると同時に、事前準備と会場との入念な打ちあわせが重要であることを感じた会見でもありました。

山口達也さんがその気持ちを受けとめ、甘えることなく強くなって戻ってくるのを1ファンの立場で見守りたいと思います。